税法・財政法試験問題集・その69
大東文化大学法学部・税法・税法A前期末試験問題〔2017年7月31日出題〕
●次の中から1問だけを選択し、解答しなさい。
1.所得税法は、いかなる所得概念を採用していると考えられるか。また、その所得概念を採用する場合の問題点にはいかなるものがあるか。次の語群の中にある言葉を、少なくとも二つを用いて、学説などの状況に照らし、論じなさい。
〔語群〕 違法な利得 無効の契約 キャピタル・ゲイン 帰属所得
2.租税法律主義について論じなさい。なお、必ず、主な内容を二つ取り上げること。
【参照条文】日本国憲法より
第30条:「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ。」
第84条:「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める条件によることを必要とする。」
3.租税法において信義誠実の原則は認められるべきか。また、認められるとすれば、いかなる場合であるか。学説・判例の動向に留意しつつ、論じなさい。
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