税法・財政法試験問題集・その85

 

大東文化大学法学部税法・税法B第2回小課題〔2018年12月3日出題〕

 

 

 ●最三小判昭和50年5月27日民集29巻5号641頁(名古屋医師財産分与事件)を読み、次の設問に答えなさい(いずれも必答です)。

 〔設問1〕この最高裁判決は、譲渡所得の性質をどのように説明しているか。また、学説は、譲渡所得の性質についてどのように説明しているか。

 〔設問2〕夫婦ABが離婚し、AがBに対して慰謝料として土地および建物を譲渡した場合には、Aはいかなる納税義務を負うか。

 〔設問3〕夫婦ABが離婚し、AがBに対して財産分与として土地および建物を譲渡した場合に、この最高裁判決によれば、Aはいかなる納税義務を負うか。また、その理由について、この最高裁判決はいかなる説明を行っているか。

 〔設問4〕この最高裁判決について、あなたの意見を述べなさい。なお、民法学において、財産分与の法的性質に関して議論があり、また、税法学においても議論があるので、必ず参照すること。

 ■個々の設問には字数制限を設けません。全体として3000字以上(上限なし)とします。

 ■締切は1217日(月)の講義時です。DB PORTALのレポート提出機能を使う場合には、1217日の1030分までとします。

 ■複数の参考文献を示してください。なお、六法、法律学辞典などは参考文献になりません。また、ウィキペディアなどのウェブサイトも参考文献として扱いません(これらを参考文献としてあげた場合には、内容の如何に関わらず0点とします)。

 ■大東文化大学の図書館に文献がない場合には、次の場所で探すとよいでしょう。

 ・公益財団法人日本税務研究センター図書室

 ・公益財団法人租税資料館

 

戻る