行政法試験問題集・その1

 

  大分大学教育学部・行政法1998年度期末試験問題〔実施日不明〕

 

 

 注意:

 1.判例・解説の付かない六法のみ参照可。

 2.六法に書き込みのある場合は参照不可。

 

  次の中から一題を選択し、解答して下さい。

 T  信義誠実の原則(信頼保護の法理)について、判例の動向に留意しつつ、論じなさい。

 U  通達について論じなさい。

 V  行政指導について、判例の動向、および行政手続法の規定に留意しつつ、論じなさい。

 W  A(大分大学教育学部在学中)は、某日深夜に県道41号線を走行していた。当時、田尻付近において工事が行われており、工事箇所を示す標識などが設置されていたが、事故当時、この標識などは既に何者かによって倒されていた。そのため、Aは工事箇所を通る寸前になって、道路に大きな穴が掘られていることに気づき、ハンドルを右に切ったが、そのまま反対車線を超えて農地に突っ込み、Aは大けがを負った。Aは、道路を管理していた大分県に責任があると考えている。さて、大分県は責任を負うのであろうか。この標識などが、@Aが工事箇所を通過する寸前に別の者によって倒された場合とAAが工事箇所を通過する3日前に別の者によって倒された場合とに分け、判例の動向に留意しつつ、論じなさい。 

 X  行政事件訴訟、とくに取消訴訟における原告適格について、判例の動向に留意しつつ、論じなさい。

 

 

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