行政法試験問題集・その39
国学院大学法学部「行政法T」2012年度追試験問題〔2013年2月9日出題〕
●次の中から1問だけを選択し、解答しなさい。
T
國學院大學の学生Aは普通乗用車の運転免許をもっていたが、度重なる違反のため、免許を「取り消された」。この事例を使い、行政行為の取消と撤回について論じなさい。なお、両者の違いに必ず言及すること。
U
要件裁量と効果裁量につき、判例、学説の動向に留意しつつ、論じなさい。なお、少なくとも一つ、事例をあげて説明すること。
V
水道法第15条第1項は「水道事業者は、事業計画に定める給水区域内の需要者から給水契約の申込みを受けたときは、正当の理由がなければ、これを拒んではならない。」と定めている。この「正当の理由」とはいかなる場合を指すのか。判例、学説の動向に照らしつつ、論じなさい。
W
民法第1条第2項は「権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。」と定める。ここに示される原則は、行政法において適用されうるか。されうるとすれば、いかなる要件が求められるか。判例、学説の動向に留意しつつ、論じなさい。なお、少なくとも一つは事例をあげて説明すること。
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