行政法試験問題集・その45
国学院大学法学部「行政法T」2014年度夏季休暇課題〔2014年7月11日出題〕
●行政規則に関して、次の設問に答えなさい。
設問1 行政規則の定義を記し、法規命令との違いについて述べなさい。
設問2 通達の一般的な根拠として何法何条何項をあげることができるか。また、通達とはいかなるものであるか。定義を記しなさい。
設問3 最判昭和43年12月24日民集22巻13号3147頁は、通達の性質についてどのように述べているか。同判決を参照し、一般論として述べている段落を正確に引用しなさい(事件へのあてはめの部分を引用しないこと)。
設問4 通達は、我々国民の生活に少なからぬ影響を及ぼしていると言われる。それはどのような場面においてであるか。また、理由はどこに求められるか。最判昭和33年3月28日民集12巻4号624頁も参照し、論じなさい。
設問5 教科書71頁にあげられている判決を参照し、通達に処分性を認めるべきであるとする見解について述べなさい。また、前掲最判昭和43年12月24日について、通達の処分性を認めるべきであるか否かについて論じなさい。
〈全設問について、講義で使用する教科書の他、たくさんある行政法学の教科書、石村耕治編『税金のすべてがわかる現代税法入門塾』〔第7版〕(2014年、清文社)などを参照。〉
●字数・枚数:設問1を除き、全体で3500字以上とします。設問ごとの字数制限は設けません。
なお、次の点に注意してください。
@パソコン、ワープロでレポートを作成する際には、A4の用紙を使用してください(その他の用紙では受け取れないことがありえます)。また、1行あたりの字数と1頁あたりの行数を明示してください(1頁について40字×40行または40字×30行が望ましいです)。
Aパソコン、ワープロを使用しない場合には、必ず原稿用紙を使用してください。レポート用紙、ルーズリーフなどを使用した場合には採点しません。また、万年筆かボールペンで記すこと。鉛筆は御遠慮願います。
B参考文献を明示してください。なお、六法などの法令集、辞書、判例集などは参考文献にならないので注意してください。
●提出方法
@K-SMAPYのレポート提出機能を原則とし、9月26日(金)の14時30分を締め切りとします。
A但し、この機能を使えない場合には、9月26日の講義の際に提出していただきます。教卓の上に置いてください(K-SMAPYのレポート提出機能と併用しても結構です)。
●その他の注意
レポートの提出がない場合には、単位の認定をしません。また、教科書や参考文献、さらにホームページなどの丸写しなどで終わっているものは未提出とみなします。
自分の力で考え、表現してみましょう。
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