行政法試験問題集・その53
国学院大学法学部「行政法1」2016年度夏季休暇課題〔2016年7月6日出題〕
●最二小判平成25年1月11日民集67巻1号1頁(判時2177号35頁、判タ1386号160頁、裁時1571号5頁)を読み、次の設問に答えなさい。
設問1:この判決は、いかなる事案に関するものであるか。事案の概略を記しなさい。
設問2:この事案で問題となっている規制は、いかなる種類の法によってなされていたか。名称および条項を示しなさい(例:●●法▲▲条■■項)。
設問3:一審判決(東京地判平成22年3月30日民集67巻1号45頁、判時2096号9頁、判タ1366号112頁)は、本件の争点(「本案の争点」)をどのように示しているか(なお、「本案前の争点」を示す必要はありません)。
設問4:設問3で解答した争点(「本案の争点」)について、一審判決はいかなる判断を示したか。
設問5:設問3で解答した争点(「本案の争点」)について、最高裁判所第二小法廷判決はいかなる判断を示したか(論理展開がわかるように整理して記すこと)。
設問6:一審判決と最高裁判所第二小法廷判決との違いを検討し(論理の展開に注意すること)、最高裁判所第二小法廷判決の妥当性について論じなさい。
●字数・枚数:全体で3000字以上とします(上限は無し)。設問ごとの字数制限は設けません。
なお、次の点に注意してください。
@パソコン、ワープロでレポートを作成する際には、A4の用紙を使用してください(その他の用紙では受け取れないことがありえます)。また、1行あたりの字数と1頁あたりの行数を明示してください(1頁について40字×40行または40字×30行が望ましいです)。
Aパソコン、ワープロを使用しない場合には、必ず原稿用紙を使用してください。レポート用紙、ルーズリーフなどを使用した場合には採点しません。また、万年筆かボールペンで記すこと。鉛筆は御遠慮願います。
B参考文献を明示してください。なお、六法などの法令集、辞書、判例集などは参考文献にならないので注意してください。
●提出方法
@K-SMAPYのレポート提出機能を原則とし、9月23日(金)の14時30分を締め切りとします。
A但し、この機能を使えない場合には、9月23日の講義の際に提出していただきます。教卓の上に置いてください(K-SMAPYのレポート提出機能と併用しても結構です)。
●その他の注意
レポートの提出がない場合には、単位の認定をしません。また、教科書や参考文献、さらにホームページなどの丸写しなどで終わっているものは未提出とみなします。
なお、法学部フェローへの質問や相談は禁止します。あくまでも自分の力で考え、表現してみましょう。
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