行政法試験問題集・その70
中央大学経済学部「行政法」2018年度夏季休暇課題〔2018年7月24日出題〕
●最三小判平成14年7月9日民集56巻6号1134頁(および一審判決:神戸地判平成9年4月28日行集48巻4号293頁、控訴審判決:大阪高判平成10年6月2日判時1668号37頁)を読み、以下の設問に答えなさい。
(民集=最高裁判所民事判例集、行集=行政事件裁判例集、判時=判例時報。いずれも中央大学中央図書館にあります。)
設問1 本件の事案を400字以内でまとめなさい。但し、manabaに掲載している「行政法(中央大学経済学部)資料Nr. 5」の丸写しは0点とします。
設問2 本件で問題となっている「宝塚市パチンコ店等、ゲームセンター及びラブホテルの建築等の規制に関する条例」の第8条はいかなる規定であるか。正確に示しなさい(民集56巻6号には掲載されています)。
設問3 一審判決の趣旨を400字以内でまとめなさい。
設問4 最高裁判所第三小法廷は、本件についてどのような判断を示したか。600字以内でまとめなさい。これについても、manabaに掲載している「行政法(中央大学経済学部)資料Nr. 5」の丸写しは0点とします。
設問5 本件について、宝塚市は業者(被告)に対し、次に示す手段を上記条例に定めた上で執るとることはできたであろうか。そもそも、同市が次に示す手段を上記条例に定めることはできるのであろうか。行政代執行法第1条および第2条を熟読し、文言に十分な注意を払って答えなさい(800字以上で上限はなし)。
@代執行 A執行罰 B直接強制 C氏名等の公表
Dまずは行政指導を(何回か)行い、業者がその指導に従わない場合には給水契約の拒否。
設問6 最高裁判決は妥当であるか。設問5で解答したところも踏まえ、あなたの見解を論理的に述べなさい(800字以上で上限はなし)。
字数は各設問について記した通りとします。
様式は、PCを使う場合にはA4の用紙とし、字数設定を明らかにしてください(40字×40行が望ましいところです)。PCを使わない場合には原稿用紙を用いてボールペンか万年筆で記してください(鉛筆は不可とします)。
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