行政法試験問題集・その76
大東文化大学法学部「行政法1」・「行政法1B」2018年度後期追試験問題〔2019年2月13日出題〕
●次の中から1題だけを選択し、解答しなさい(2題以上について解答した場合には採点しない。なお、解答用紙に選択した問題番号を記すこと)。
T.国税通則法第74条の2第1項は「国税庁、国税局若しくは税務署(以下「国税庁等」という。)又は税関の当該職員(中略)は、所得税、法人税、地方法人税又は消費税に関する調査について必要があるときは、次の各号に掲げる調査の区分に応じ、当該各号に定める者に質問し、その者の事業に関する帳簿書類その他の物件(中略)を検査し、又は当該物件(中略)の提示若しくは提出を求めることができる」と定める。また、同法第128条第2号は「第74条の2(中略)の規定による当該職員の質問に対して答弁せず、若しくは偽りの答弁をし、又はこれらの規定による検査、採取、移動の禁止若しくは封かんの実施を拒み、妨げ、若しくは忌避した者」を「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」と定める。これらの規定の合憲性につき、判例、学説の動向に留意しつつ、論じなさい。
U.以下に示す行政手続法の諸規定を参照し、行政行為(処分)の理由の提示(理由付記)について、判例、学説の動向に留意しつつ、論じなさい。
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