税法・財政法試験問題集・その72
大東文化大学法学部・法学特殊講義2B(相続税および贈与税)第2回中間課題〔2017年12月16日出題〕
●次の設問に答えなさい(いずれも必答)。
設問1 2017年11月18日にAが死亡し、相続が開始された。遺族は、配偶者のB、実子のC、DおよびEである(これ以外に相続人等はいない)。遺言書が残されており、相続財産についての取得割合は、B:C:D:E=3:4:2:1である。合計課税価格が2億2800万円であり、全相続人が単純承継を行ったとして、各相続人の相続税額は何円か。基礎控除の額、課税遺産額など、計算の途中経過を全て記し、答えなさい。なお、最終的に算出された各人の相続税額については、1000円未満の単位を切り捨てることとします。
設問2 住宅取得等資金、教育資金、結婚・子育て資金のいずれか1つを選び、贈与税の特例について説明しなさい。その際、制度が導入される背景・理由について述べるとともに、制度の問題点、制度に対する意見についても述べること(字数制限は特に設けませんが、2000字以上が望ましいでしょう。本気で書けば軽く超えます)。また、参考文献・参考サイトを明示すること(サイトのアドレスも明示すること。ウィキペディアの参照・引用は不可)。
〔税制改正大綱については、与党のものであれば自由民主党のサイト、政府のものであれば財務省のサイトに掲載されている他、とくに与党のものについては税務弘報、税理などの雑誌に掲載されています。大東文化大学の図書館にない場合は、次の箇所で探すとよいでしょう。
・公益財団法人日本税務研究センター図書室(https://www.jtri.or.jp/library/information.php)
・公益財団法人租税資料館(http://www.sozeishiryokan.or.jp)
なお、年末年始期間のため、開館日・時間に注意してください。〕
▲提出日時等:2018年1月15日(月)の講義時。DB PORTALのレポート提出機能を利用する場合には同日の13時30分までとします。
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